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「シェール」終焉の引き金に 原油暴落の影響 [証券・商況]

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令和2年7月9日(木)「琉球新報 証券・商況」



「シェール」終焉の引き金に 原油暴落の影響




内容(要約)

原油市場は3~4月にかけて、
史上初のマイナス取引になるなど波乱の展開となった。
産油国の協調減産強化により持ち直したが、
価格急落の影響は広がっている。


ニューヨーク原油先物価格は
年初の1バレル=60ドル台から4月20日に
マイナス37.63ドルとなった。
5月渡しの取引最終日を控え、現物を
保有できない投資家の売りが膨らんだ。


新型コロナウイルスの感染拡大で重要が落ち込む中、
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国による
OPECプラスの協調減産が3月末で終了、サウジアラビアと
ロシアによる価格競争が再燃したことが背景にある。

過去にない「需要蒸発」に対し、
OPECプラスは
4月12日に5月以降の協調減産強化を決定。
5~6月の協調減産の期限を6月末から7月末まで
延長することで合意。


一方、米シェール産業への影響も甚大。
6月末の油井の掘削稼働数は200弱で、年初から
7割強減少。
シェール産業は小規模業者を含めた数千社の集合体で、投資
マネーが止まれば開発資金を調達できず経営は息詰まる。


すでに中堅企業が経営破綻、6月28日には掘削大手の
チェサピーク・エナジーが米連邦破産法第11条の適用を申請した。

コロナ禍は米国を世界最大の産油国に
返り咲かせた「シェール革命」の終焉を告げる
引き金にもなりそうだ。



感想

7月に入り、ガソリン価格が上がった。どちらかというと
急激に上がった。4~6月はこんなに安くていいの?
今のうちに、バンバン車に乗ろうと思っていたし、
この安さが続きますようにと祈ったものだ。


原油に関しては詳しくないが、
過去を遡って思い起こしてみると、
例えば、トイレットペーパーなどの買い占めという現象が
起った。

どんどん給油価格が上がった際には、
急所の倒産も相次いだな。

世界同時恐慌とも言えるコロナショックだけに、
会社を倒産させないとの国の方針が共通であれば
ワクチン開発の暁には急回復するが、そこまで待てるか。

当面、ここあと半年企業が我慢できるか。
そして、各国、また地方公共体の協力がどこまで
得られるかがカギとなる。

私は、いずれ急回復の側で考えている。ただ、
本業の方は、資金繰りのガマンと支援体制だ。


苦しいのは、ほぼ世界同時的な苦境で
業種にかかわらず世界が共に分かり合える
苦しみと一体感にも包まれている。
経済は、いいときもわるいときもある。
そこを信じていきたい。




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