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疎開生活の不安記録-沖縄戦73年 [沖縄戦]

疎開生活の不安記録

 やんばるの沖縄戦 名護市が資料発行






沖縄戦73



学校はどうなったか 母は 教え子は

【名護】名護市は、2016年8月に発刊した
「名護市史本編3 名護・やんばるの沖縄戦」の資
料編2として「沖縄戦時下における名護・やんばる
の疎開と関係資料」を3月31日、発刊した。県立第
一中学校、沖縄男子師範学校を卒業した島袋善恒さ
んが教員として今帰仁国民学校の集団疎開で学童を
引率した際の手記を掲載した。



引率教師の手記掲載

 手記は「備忘録」として、
1945年2月1日から46
年3月14日まで記録されて
いる。当時32歳だった島袋
さんは、疎開先の宮崎県か
ら沖縄の激しい戦況を新聞
で知るたびに沖縄に残る家
族や児童らを憂い、心痛の
感情を記している。このほ
か、疎開生活での児童の病
気や食糧不足による生活の
不安が記録されている。

 同年4月8日は「本格的
に戦場化した故郷の父母の
事に思ひを寄せるとき、た
だただ自分の力で到底如何
ともする事が出来ない状態
に心がかきむしられる様で
ある。児童の一人びとりの心
も全くそんなものだらうと
思ふ」(原文のまま、以下
同)と記し、自らの家族の
安否を心配する中でも、教
員として学童を気遣う思い
も記している。


 同年6月24日から27日ま
での記録はなく、28日に「ま
さかと思つてゐた事貫が現
貫になつて目前に繰ひろげ
られた時の驚きと憤奴。恐
らく郷土人でなれば体験せ
ざりし心境であつたろう。
最後は勝つのだと甘い考へ
が郷土の滅亡によつて余程
考へなほさねばならないと
思つた」と記した。29日には
「考へれば考へる程夢の様
な感じがしてはならない。あ
あ學校はどうなつたか。母
は。徳茂は。教へ子達はと思
ひは走馬燈の如く頭に浮
ぶ」と、心の揺れを記録し、
沖縄に思いを寄せている。

 名護市教育委員会市史編
さん係の川満彰さんは「地
上戦だけではなく。強要さ
れた疎開の中で、先生が経
験した一つの沖縄戦がきち
んと伝わってほしい」と話
した。



 資料編2は名護市内の書
店のほか、名護博物館や中
央公民館でも発売する。2
90ページ。定価1400
円。500部発行。問い合
わせは名護市教委市史編さ
ん係[電話]0980(53)5
402。



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