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発芽玄米の栄養価は普通の玄米と同じ?それとも・・・ [健康]

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 日本人の主食としてなくてはならない
食品がお米です。
2000年3月に新しく発表された
「食生活指針」にも、「ごはんなどの
穀物をしっかりと」という目標が
掲げられています。
 「食生活指針」に「米」が明記されたのは、
はじめてのことです。
 「米」というと、大抵の場合「精白米」をいいます。


<精白米ができるまで>
稲穂 → 籾 →玄米 → 胚芽米 → 精白米


 玄米には、稲の種子本体である胚芽が残っている
もので、発芽能力があります。
 玄米を水に浸すとただちに吸水が始まり、まもなく
乾燥状態にあった発芽部分が膨らんできます。
 発芽するための最低温度は10℃、最高温度は
44℃、最適温度は30~32℃となります。
 30℃位の水に約1日つけておくと膨らんだ
胚芽部分がさらに膨らんでいるのが肉眼で
も分かるようになります。
 このくらいの発芽状態のものが発芽玄米と
称されています。

 では、玄米と発芽玄米の栄養的価値に違いは
あるのでしょうか。
 玄米に比べて発芽玄米には次の成分が
多く含まれています。


GABA(ギャバ)
 米の胚芽部分に多く含まれていますが、
発芽することによってその量が3倍にも
増えます。
 ギャバはアミノ酸の一種で、血圧降下作用
や抗酸化力が強いことから、がんの予防効果が
知られています。
 そして、ギャバ自体が神経伝達物質として
能の緊張をほぐし、いらいらを鎮めます。

IP6(イノシトール6リン酸・イノシト-ル
ヘキサフオスフェイト)
 活性酸素を抑え、生体防御効果を高めます。
 玄米が発芽の準備状態に入ると、一部が
分解して抗酸化力の強いイノシトール(ビタミン
B群の仲間、脂質代謝を高める働きがある)に
変わります。
 イノシトールは、IP6同様に抗酸化力が
強い成分です。IP6にイノシトールが
加わると、さらにがん予防効果が高まります。


γ-オリザノール
 米ぬか特有の成分で、高脂血症予防、
自律神経失調症や更年期障害の緩和、
成長促進に役立ちます。


フェルラ酸
 抗酸化作用や紫外線吸収作用があります。



MEMO

 発芽玄米の特徴として次の2つが挙げられます。

1.芽を出すために玄米の固い結合があらゆる
 部分でほぐれるため、外皮が軟らかくなり食べやすく
 なります。玄米がボソボソとして苦手な人でも、適度な
 食感により自然と噛む習慣が身に付き、唾液の分泌が
 向上し、同時にあごの発達や脳によい刺激になります。


2.玄米が持つ栄養分を使って発芽するため、糖質や
 たんぱく質を分解する酵素の働きにより、甘味、うま味、
 コクが増します。



 


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