女性の心の病気 月経前 妊娠前 マタニティーブルーズ 産後 うつ病 更年期障害

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女性の心の病気　






　女性における女性ホルモン分泌量の変動を原因とした心身の変化には、次の
ようなものがあります。


●月経前不快気分障害（preenstrual　dys⁻phoric　disorder：PMDD）

　「月経前不快気分障害（PMDD）」は、月経が近づくと、精神症状（イライラ
感、緊張感、不安、情緒不安定など）や身体症状（過食、過眠、頭痛、関節・
筋肉・乳房の痛み、手足のむくみなど）がみられ、日常生活に支障をきたしま
す。


●妊娠うつ病

　妊娠期間中に発症するうつ病を「妊娠うつ病」といい、妊娠初期（外見上は
妊娠と分からないころ）に多く発症します。症状は通常のうつ病と同じですが、
一般的に軽症のものが多いのが特徴であり、出産するまでの間に消失するのが
ほとんどです。


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●マタニティー・ブルーズ

　「マタニティー・ブルーズ」とは、出産後2～3日目から1週間以内のホルモ
ン分泌の急激な変化に関連して起こる、一過性の気分の変動と考えられていま
す。「産後うつ病」とは異なり、数日程度で自然に回復します。



●産後うつ病

　出産後に発症するうつ病を「産後うつ病」といいます。「マタニティー・ブル
ーズ」より少し遅い、産後数週間から起きやすくなり、多くは産後3～6か月以
内に起きます。産後うつ病の症状は、強い不安感、焦燥感、食欲不振、不眠な
ど通常のうつ病と大きくは異なりません。心身の不調と子育ての疲れから乳幼
児への虐待や無理心中につながる場合があるため、周囲の十分なサポートが必要です。



●更年期うつ病

　閉経の平均年齢が50歳であり、その前後5年間を一般的に「更年期」と呼び
ます。更年期になると、女性はさまざまな心身の不調を訴えることが多くなり、
この時期に発症するうつ病を「更年期うつ病」といいます。



A：ウソ


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タグ：精神症状　身体症状　妊娠初期　出産後　強い不安感　閉経　更年期