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妊娠力アップのための「栄養素」の循環力 [健康]

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妊娠力アップのための「栄養素」の循環力


 食事から取る栄養素は、母体の健康管理のためにも、胎児の成長のためにも
欠かすことができません。では、どのような食生活を送り、栄養素を循環させ
ればよいのでしょうか。妊娠力向上の手がかりとなる「栄養素」の循環力に
ついてみていきましょう。





”着床力”と“育む力”には「3つの性ホルモン」妊娠力アップのための循環力



<食事の基本>
 妊娠力を上げるための食事の基本は、次の通りです。
・1日3食バランスのよい食事を取りましょう
・妊娠高血圧症群予防のため、食塩は控えめにしましょう
・適正体重管理のために、油脂類・糖質は控えめにしましょう
・不足しがちなビタミン・ミネラルを十分に取りましょう
・たばこ・アルコールは、やめましょう
・便秘予防のため、1日1回排便の習慣を付けましょう




<注意が必要な栄養素>
 摂取する上で特に注意が必要な栄養素についてみていきましょう。


●糖質・タンパク質・脂質
 エネルギー源となる糖質やタンパク質、脂質は、少なくても多すぎても注意
が必要です。母体だけでなく胎児のためにも必要なエネルギー量が増えますが、
不足すると低体重児につながり、胎児の発達や発育に影響を及ぼします。
また、生活習慣病などになるリスクも高まるといわれています。
 一方、栄養過多は、巨大児につながり難産になる可能性が高まります。また、
妊娠高血圧症候群や妊娠時糖尿病になると、血液循環が滞って胎児発育不全や
低出生体重児、低酸素症などになり、脳にも影響が現れることがあります。最
悪の場合には胎児が死亡してしまうこともあります。




●鉄
 鉄は、受精卵が着床して育つベッドである子宮内膜をつくる材料になり、子
宮内膜を整えて受精卵の着床力アップに作用します。また、妊娠中に貧血にな
りやすい原因として、妊娠すると血液の細胞成分である赤血球よりも液体成分
である血漿の方が増加して、相対的に血液が希釈されてしまうことや母体より
胎児に優先的に血液が送られることが考えられます。そのため、赤血球の材料
である鉄を多く含む肉や卵黄、大豆製品などの積極的な摂取を心掛けることが
大切です。




●葉酸
 葉酸は、胎児の脳の発育を助けたり、神経組織をつくる働きがあります。妊
娠初期に不足すると、神経管閉塞障害(脳や脊髄がうまくつくられない先天障
害)の発症リスクが高まります。そのため、葉酸を多く含む野菜や果物、豆類
などを意識して摂取するようにしましょう。
 また、葉酸は、ビタミンB₁₂と協力し合って造血作用に働くため、ビタミン
B₁₂を多く含む肉や卵などと一緒に取りましょう。


 新しい生命を授かり育むためには、摂取する栄養素に注意し循環させること
が必要となります。
 


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