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高齢者のうつ病は、早期発見しやすい? きっかけは [健康]

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高齢者のうつ病は、早期発見しやすい? 





 高齢者に起こる「不安や焦燥感が強くなる」「引きこもりがちになる」「物事
への関心がなくなる」などは、「高齢者のうつ病」「認知症のはじまり」「加齢に
よる心身の衰え」のどれでもみられる共通の症状です。

 症状は似ていても、周囲の人や家族からみて簡単に判断できる大きな違いは
あるのでしょうか?



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高齢者のうつ病は大きなストレスがきっかけ

 高齢期は加齢にともなって脳の神経細胞間で情報を伝える「神経伝達物質」
の量に変化が生じます。また、心身の衰え(病苦)や喪失体験(配偶者や家族、
友人との別れ)、経済面での先行きの不安などのストレスをきっかけにうつ病を引き起こしやすくなります。

 高齢者のうつ病は、「年齢のせいで元気がないだけだろう」と心や体の変化を
本人も家族も深刻に思わず、早期発見が遅れて見逃されてしまうことがよくあ
ります。そのため、実態を正確に把握するのは大変難しいというのが実情です。


 定年退職をし、配偶者と別れて一人暮らしをしているような高齢者の場合は、
うつ病の早期発見・早期治療が遅れた結果、症状の重症化につながります。ま
た、家族と同居している高齢者の場合は、「寝たきりになってしまう前に死んだ
方がよい」「長く生きて迷惑をかけたくない」と看護や介護の負担をかけること
への遠慮や抵抗が生じ、自殺の危険性が高まります。




「高齢者のうつ病」は「認知症」と間違われやすい


 うつ病になると行動力が低下し、動作も曖昧になりますまた、記憶力や思
考力などが落ちるため、高齢者の場合は認知症と間違われやすいです。

 高齢者のうつ病と認知症の症状は似ていますが、認知症の場合は記憶力や思
考力の低下からくる「もの忘れ」に対して自覚がありません。うつ病ではその
自覚があるため自身が喪失し、自責感や罪悪感を抱いて気持ちがさらに落ち込
みます。



 高齢者は自分の心や体の状態を自ら周囲の人に訴えることがあまりないため、
高齢者のうつ病を表面的な症状や言動だけで周囲の人は認知症ではないかと誤
解してしまいます。逆に、うつ病だと思っていたら認知症だったという場合も
あり、うつ病と認知症の両方を発症している場合も少なくありません。また、
加齢にとる心身機能の低下からうつ病と間違えやすい病気を引き起こしていたりす
る場合もあります。

 このように高齢期は、「うつ病」「認知症」「加齢からくる心身の訴え」との見
分けが難しいため、専門医による正確な診断が重要となります。脳の画像診断
などの検査を実施して脳に異常がないか、うつ症状を示す病気が隠されていな
いか、確認をしておく必要があります。

 また、高齢者のうつ病では、孤独感や悲観的な考えから自殺を図る場合が多
くみられます。高齢者のうつ病予防・自殺予防には、「最近大きなストレスに遭
遇したか」「心理的・身体的な負担を抱えていないか」など、日ごろから高齢者が
通院する地域のかかりつけ医と情報交換しながら家族をはじめとする周囲の人、
そして地域ぐるみで高齢者と交流をもって支えていくことが重要となります。



A:ウソ






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