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子宮の「伸縮力」 母体と胎児の変化 [健康]

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 子宮は、受精卵を着床させ、胎児を守り育むための力を持った臓器で、妊娠
すると胎児の成長に伴って大きく変化します。では、その変貌を覗いていきま
しょう。






胎児の成長過程 発育例




子宮の「伸縮力」

 女性の子宮は、伸縮性に富んだ筋肉でできています。それは、子宮の壁が平
滑筋という縦横斜めに自由に伸び縮みすることができる筋肉でできているから
です。妊娠したとき、胎児が大きく成長しても難なく対応できるのはこの子宮
の伸縮力のおかげです。


 妊娠前の子宮の大きさは、縦約7cm、横約4cm、重さ約50gで鶏の卵ぐらい
の大きさをしていて、容積約2㎖です。それが胎児の成長などによって変化し
ていき、妊娠後期に入って一気に大きくなります。そのため、子宮は、膀胱と
直腸の間に位置していることから、膀胱が下に押されて、直腸を圧迫するなど
内臓を圧迫させて下半身の血液循環を悪くしてしまう傾向にあります。妊娠後
期に頻尿や便秘ぎみなどの症状が引き起こされるのはこのためです。


 出産まで約10ヵ月をかけて大きくなった子宮は、出産後すぐに元の大きさに
戻るわけではありません。まず、出産直後、子宮は一旦握りこぶし大に縮み、
その後少し大きくなります。そして、再び小さくなるという経過をたどり、6~
8週間かけて妊娠前の状態に戻っていきます。


 子宮は、妊娠過程において最終的に胎児を収容するほどに変貌を遂げること
から、その伸縮力は絶大といえるでしょう。





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