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2.「視覚」のメカニズム (1)目の構造 [健康]

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 ここからは、五感の中でも私たちにとって一番身近であり、最も頼っている
感覚の「視覚」について学んでいきます。まず、視覚における高機能なメカニ
ズムについて詳しくみていきましょう。



(1)目の構造





 視覚の役割を担う目は、「眼球」とその周辺にあるまぶたなどの「眼球付属器」、
視覚の信号を伝える「視神経」で構成されています。
 眼球は、成人で直径約24㎜の球体で、外側には「胸膜」という厚さ約1㎜
の膜があります。胸膜の大部分は白く不透明ですが、前側の一部は透明になっ
ていて、この部分を特に「角膜」と呼んでいます。核膜は、眼球の中に光が入
る窓です。核膜の内側には、真ん中に穴の開いた「虹彩」があり、穴の大きさ
を変化させて眼球に入る光の量を調節しています。そして、植栽の内側には、
カメラのレンズに相当する「水晶体」があります。水晶体は、暑さ約4㎜、直
径9㎜ほどの両凸レンズの形で、柔らかいタンパク質でできています。光を屈
折させることで、0.2~0.3㎜ほどのカメラのフィルムに相当する「網膜」に像
をつくり出します。また、水晶体と網膜の間は、ゼリー状の透明な「硝子体」
で満たされています。

 カメラでは、レンズの位置を調節してピントを合わせますが、目では、「毛
様体」の筋肉の収縮弛緩によって水晶体の厚さを変化させ、ピントを合わせて
います。しかし、筋肉が疲労したり、加齢などにより硝子体が歪むことなどに
よってその範囲が縮小していきます。近くにピントを合わせることができなく
なるのが、いわゆる老眼です。
 また、網膜には光を感じ取る視細胞が並んでおり、光の刺激を電気信号に変
換しています。そして、網膜の一部から伸びた視神経の束が、脳へとその信号
を届けているのです。







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タグ:目の構造
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