SSブログ

1.「味覚」のメカニズムか (2)「おいしさ」を感じる歯の役割 [健康]

スポンサーリンク







 食べ物のおいしさは、舌や口の中で感じ取る味覚はもちろんのこと、歯に触
れたときの歯触りや食感といった感覚も重要であり、食べ物を味わう上では欠
かせない感覚の一つです。歯で物を噛んだときに、食べ物の硬さや歯触り、厚
みを感じることができるのは、センサーである歯根膜が歯の根の周りに存在し
ているからです。







 歯根膜とは、歯の根元を支える歯槽骨の間にある非常に薄いコラーゲン
でできた線維のことです。歯根膜は、歯槽骨に歯を固定する役割のほか、歯に
かかる圧力を吸収するクッションの役割をしています。そして、噛んだ物のさ
まざまな性状(硬い・軟らかい・どろどろ・ネバネバなど)を認識しています。





歯根膜が受けるさまざまな情報は、三叉神経を通じて中脳の三叉神経中脳路核
へ伝わり感覚をとらえます。歯根膜には、三叉神経に属する感覚神経が豊富に
存在しているため、食感や歯触りを非常に敏感にとらえることができます。上
下の歯の間に挟んだものは0.008~0.01㎜の厚さ(髪の毛の約15分の1)が
あれば感知することができるのです。







スポンサーリンク



nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。