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栄養吸収のバトンリレーのアンカーは微絨毛? [健康]

栄養吸収のバトンリレーのアンカーは微絨毛?




栄養吸収のバトンリレーのアンカーは微絨毛?

腸の不思議~どんな構造なの?~


 私たちは生命を維持するために、食べ物から体のもととなる材料や生命のエ
ネルギー源を取り込んでいます。しかし、私たちが食べたご飯やお肉などは、
そのままでは体内で利用することができません。食べ物の大半は糖質やタンパ
ク質、脂質であり、これらは複雑な構造をした大きな分子からできているため
に、口から入った食べ物は唾液や胃液、膵液、胆汁などの連係プレーによって
少しずつ消化を進めていきます。そして、小腸で消化の最終工程を終え、必要
な栄養素だけを吸収します。では、こうした働きは小腸のどこで行われている
のでしょうか。

 栄養素の吸収のカギを握っているのは小腸の絨毛の表面に密集する微絨毛
と呼ばれる小突起です。小腸の内壁には輪状ひだ(輪の形をしたひだ)があり、
その輪状ひだを覆うように絨毛が存在しています。そして、その1つの絨毛の
表面には、5,000~6,000個の栄養吸収細胞があり、さらにその1個の栄養吸収
細胞の先端に微絨毛が約2,000本も並んでいるといわれています。こうした小
腸内壁の構造により、粘膜の表面積が見た目の約600倍に広がり、食べ物と触
れ合う表面積が大きくなるので、効率よく栄養素が消化・吸収されるのです。

 では、実際に微絨毛からどのように栄養素は消化・吸収されるのでしょうか。
 微絨毛の表面には、週末消化酵素があります。この週末消化酵素との接触に
よって栄養素が吸収される直前に最小単位の低分子(糖質はブドウ糖、タンパ
ク質はアミノ酸、脂質は脂肪酸など)に分解されるのですが、これは、早いう
ちに最小単位の低分子になると大切な栄養素が微絨毛の周辺にいる腸内細菌に
横取りされてしまうためです。そして、分解されたブドウ糖やアミノ酸、水溶
性ビタミン、ミネラルは毛細血管へ、脂肪酸や脂溶性ビタミンはリンパ管から
すばやく吸収され、肝臓へと運ばれます。




<空腸と回腸って同じなの?>
 同じ小腸といえども、なぜ名前が分かれているのか、不思議に思ったことは
ありませんか?空腸は食べ物の通過が早く空っぽのことが多いため、回腸はく
ねくね回るような見た目から名前が付けられたといわれています。

 また、両者には構造上や役割でも違いがあります。空腸は、筋肉量が多いた
め、内容物を勢いよく前に進めます。また、柔毛が密に存在しているため、分
泌される終末消化酵素の活性も高く、効率よく消化吸収を担う中心的な存在で
す。それに対して、回腸は絨毛が粗く存在します。また、筋肉量が少ないため
に内容物の流れが緩やかで細菌が定着しやすいので、腸管特有の免疫組織が発
達しています。



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