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細胞らしくない!?赤血球のスゴイ能力 [健康]

細胞らしくない!?赤血球のスゴイ能力





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血液循環の不思議~血液は何でできている?~



細胞らしくない!?赤血球のスゴイ能力

 血液の成分比率をみると、赤血球の占める割合は約44%もあり、水分を除く
ほかの構成成分と比べて圧倒的に多く存在しています。それだけ細胞のエネル
ギー産生に欠かせない酸素の運搬を、赤血球はどのように行っているのでしょ
うか。


<赤血球の構造>
 赤血球は、中央がくぼんだドーナツ状の形をしています。単純な球形ではな
くドーナツ状になっているのは、そのほうが表面積を大きくすることができ、
酸素の受け渡しに都合がよいからだと考えられています。

 大きさは、直径が約8㎛(マイクロメートル:1/1000mm)で暑さが約2~
3㎛です。末梢の毛細血管の直径が5~10㎛程度であるので、そのまま通る
とするとギリギリになってしまいますが、実はうまく変形しながら毛細血管の
中を流れています。それでも、過剰なストレスや寒さなどで末梢血管が収縮し
ていくと、血流が悪くなり酸素の運搬機能も低下してしまうことが分かります。

 酸素と直接結合して運搬するのは、赤血球の中の「ヘモグロビン」です。ヘ
モグロビンは、ヘム鉄という鉄分とグロビンというタンパク質の化合物で、酸
素は鉄に結合します。1個の赤血球には何とヘモグロビンが約2億5⃣000万個も
含まれているのですが、ヘモグロビン1個につき4つの酸素分子と結合できる
ので、赤血球1個で約10億もの酸素分子を運ぶことができます。

 そして、ヘモグロビンには特殊な性質があります。それは、酸素のたくさん
ある環境(肺静脈の開始部付近など)では酸素と簡単に結合して、酸素が少な
くなる(毛細血管付近など)と容易に酸素を分離するというものです。この性
質により、肺でたくさん結合した酸素を抹消の毛細血管で分離し、細胞の届け
ることができるのです。









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