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なぜヨーグルトが体によいの? [健康]

腸内細菌パワーを最大限発揮させるためには




腸内細菌の正体とは!?乳酸菌とビフィズス菌の違いって?



 健康への分かれ道は、腸内環境を整えることともいえます。そのためには、
毎日の食事が極めて重要であり、食べた物の内容が腸内フローラの状態を左右
します。日々の生活の中で、整腸力を鍛えて腸内改革をしていきましょう。



なぜヨーグルトが体によいの?

 乳酸菌やビフィズス菌が体によいといわれているため、意識してヨーグルト
を摂取している人も多いことでしょう。ヨーグルトのパッケージの表示を見る
と、「はっ酵乳」と表記されています。発酵乳とは、厚生労働省の乳等省令にお
いて、「乳またはこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳などを乳酸菌または酵
母で発酵させ、糊状または液状にしたもの、またこれらを凍結したもの」と定
義されています。また、下記の表のように1㎖あたりに1,000万以上の乳酸菌
数または酵母数が含まれ、100gのヨーグルトでは10億個以上の数が保証され
ていることになります。また、乳製品乳酸菌飲料は、発酵乳をベースにしてつ
くられた飲料で、生菌と死菌を使用したものに分かれます。一見、生菌を使用
したものの方が、体によいようにも感じられますが、死菌であっても私たちの
体によい働きをしてくれています。実は、これは今から100年も前から唱えら
れていたことだったのです。


 -発酵乳と乳酸菌飲料の違いー

                    規格
種 類          無脂乳固形分  乳酸菌数または酵母数(1㎖あたり)

発酵乳          8.0%以上    1,000万以上
乳製品乳酸菌飲料 生菌  3.0%以上    1,000万以上
         死菌  3.0%以上    なし
乳酸菌飲料        3.0%未満    100万以上




 食料品店には多くのヨーグルトが陳列しています。しかし、選択肢が多くそ
の中からどれを選ぶか悩んだこともあるのではないでしょうか。ヨーグルトは、
製品ごとに使われる乳酸菌やビフィズス菌の種類が異なります。また、菌によ
り機能が異なるので、どの製品からも同じ働きが得られるというわけではあり
ません。「プロバイオティクス」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、


プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届く体によい働きをする微生物やそ
れを含む食品のことです。つまり、ヨーグルトは生きた乳酸菌やビフィズス菌
を含むのでプロバイオティクスといえます。ただ、プロバイオティクスになる
ためには、消化液の中でも生き抜ける菌、そして酵素に強い菌、腸内フローラ
の改善が医学的に確認された。いわばエリートの菌のみが称号を与えられてい
ます。プロバイオティクスの機能は、アレルギー疾患の抑制、抗がん作用、血
中コレステロールの低下、血圧降下、内臓脂肪の減少、ピロリ菌の抑制など多
岐にわたり、それらを自分の体のニーズに併せて選択し、どの種類の菌が自分
の腸を元気にしてくれるのか、自分のお腹に合ったヨーグルトを見つけること
が大切です。また、乳酸菌やビフィズス菌の多くは、胃酸に弱く、空腹時に食
べると胃酸に負けてしまうことがあります。せっかく食べるのであれば食前で
はなく、食事中か食事後がおすすめです。ただし、菌を食べたからといって腸
内に定着するわけではありません。腸内には生存競争が勝ち抜いてきた菌が居
座っていて、新しく入る筋はなかなか勝てないのです。しかし、自分の腸内に
すんでいない菌を取っても効果がないのかというと、そんなことはありません。



腸の中に定着しなくても何日か生存して、結果として常在する乳酸菌やビフィ
ズス菌などを増やす働きをしてくれるといわれています。腸内環境を整えるた
めには、自分と相性のよいものを見つけることが大切です。まずは、同じヨー
グルトを毎日200~300g、1週間食べ続けて便の状態や体調の変化をチェック
してみましょう。




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