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卵子と精子はどこでつくられる?~生殖器の構造~ 女性、男性の構造 [健康]

卵子と精子はどこでつくられる?~生殖器の構造~


呼吸の温故知新・・・ヨガ、禅、ピラティス


 私たちの生命は、卵子と精子が出会い、受精卵になることではじまります。
たった1つの受精卵が母親の胎内で分裂を繰り返すことによって、胎児が形づ
くられていきます。この成長過程は、かつて私たち一人一人が例外なくたどっ
てきた道です。受精卵から胎児成長までの劇的な変化は、まさに生命の奇跡の
連続なのです。
 では、まず新しい生命を生み出す器官である生殖器の構造からみていきまし
ょう。






<女性生殖器の構造>
 女性生殖器は、外性器と内性器に分けられます。外性器は、「陰核(クリトリ
ス)」「小陰唇」「大陰唇」などで構成されています。陰核は、男性生殖器の陰茎
に相当します。小陰唇や大陰唇は、尿道口や膣口を覆って衝撃や細菌から守る
力があります。
 一方、内性器は、「卵巣」「卵管」「子宮」「膣」などで構成されています。卵
巣は、左右に一対あり、卵子を育てて排卵する力や女性ホルモンを分泌する力
があります。卵管は、約10cmの細長い管で、卵子や精子の通り道になり、受
精の場となります。
 子宮は、縦約7cm、横約4cmの袋状の器官で、直腸と膀胱の愛台に位置してい
ます。子宮の壁は、内側から子宮粘膜(子宮内膜)、子宮筋層、子宮漿膜の3
層構造になっていて、受精卵は、子宮の最も内側にある子宮内膜の壁に着床し
て胎児として成長していきます。
 膣は、外部と子宮をつなぐ管状の器官です。精子は、性交時の交接器である
膣から女性の体内に入ります。分娩時には、この膣が胎児の通り道になります。
 このように、女性生殖器は、受精・胎児の生育・分娩の場となっています。


 では、次に男性生殖器の全体像を把握しましょう。





<男性生殖器の構造>
 男性生殖器は、外性器と内性器に分けられます。外性器は、「陰嚢」「陰茎」
などで構成されています。陰嚢は、精子が一定の温度を保てるように、気温が
高いと伸び、引くと縮んで、体温を調節する力があります。陰茎は、大切な精
巣を衝撃から守るため、8枚の膜からできています。また、性交時の交接器
で女性の生殖器に精子を送り込むための力や尿を排せつする力があります。
 一方、内性器は、「精巣(睾丸)」「精巣上体(副睾丸)」「精管」「精嚢」「射精
管」「前立腺」などで構成されています。
 精巣と精巣上体は、陰嚢の中にあります。精巣は、長さ4~5cmのやや平た
い卵形をしていて、精子をつくる力や男性ホルモンを分泌する力があります。
精巣の中には、精細管と呼ばれる細い管が収められ、ここで精子がつくられま
す。精巣の上には、精子を貯蔵する精巣上体があり、精子は精巣上体で射精ま
での出番を待ちます。
 精巣上体から伸びる精管は、長さ40~60cmの細い管です。精巣上体に蓄えら
れている精子は、精嚢から分泌される分泌液と混ざり、社精管・前立腺・尿道
の中を通って、体外へ放出されます。
 このように、男性生殖器は、精子をつくり、生殖を行なうための力にかかわっ
ています。



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