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人は何歳まで生きられるの? 動物は?女性がなぜ長生き? [健康]

人は何歳まで生きられるの?




白髪・薄毛・シワ・・・なぜ起こる?




 一体、人は何歳くらいまで生きることができるのでしょうか。長寿に関わる
因子がすべて解明されていないので、はっきりとした計算は難しいですが、実
際には120歳以上生きた人がいる世界記録があります。

 現在、ギネス世界記録に登録されている人間の世界最長長寿記録は、フランス
のジャンヌ・ルイーズ・カルマン(1875~1997)さんという女性で、122歳で
亡くなったとされています。

 日本人としての最高齢は、2015年に117歳で亡くなられた大川ミサヲさん(女
性)がいらっしゃいます。男性では、2013年に亡くなられた木村次郎右衛門さ
んの116歳が最高齢で、男性における世界最高齢記録とされています。


 厚生労働省の調べによると、日本での100歳以上人口は6万5千人を超え、
46年間連続で増加しています。このような人口増加の背景には、医療の進歩や
健康意識の高まりがあると考えられています。




<体が大きい動物の方が長生きするの?>
 ヒト(人間)を含めたゾウやキリンなどの大型哺乳類は、老化速度がゆっく
りしていて、寿命が長いといわれています。一方、ネズミなどの体の小さな動
物は寿命が短いといわれています。その理由は諸説あり、「子どもを産めるよう
になるまでの時間が長いほど長寿である」「体が小さな動物は、基礎代謝量が多
く、体内に大量の活性酸素の発生が起こるため、細胞の障害を引き起こしやす
い」などが考えられています。




<女性は男性より長生きなのはなぜ?>
 女性の方が長生きである傾向は、日本だけでなく世界的にみられます。生物
一般でも雌の方が長生きの傾向があります。

 その要因は、1つ目に男女で大きく異なるホルモン分泌量にあります。女性ホ
ルモンであるエストロゲンは、内臓脂肪や血中コレステロール、骨代謝をコン
トロールする働きがあるため、分泌量の多い女性を動脈硬化や骨粗しょう症か
ら守っています。閉経前の女性は、男性よりもこうした病気にかかりにくくな
っています。

 2つ目に、女性の方が基礎代謝量が少ないことが挙げられます。基礎代謝量が
少ない方が、エネルギー代謝の副産物である活性酸素ができにくくなります。
活性酸素は老化の原因の1つと考えられています。

 3つ目に、DNAの性染色体の違いです。細胞の核の中には23対の染色体が
あり、そのうちの1対が性を決定する性染色体です。性染色体には、X染色体
とY染色体の2種類があります。女性はX染色体が2つ、男性はX染色体とY
染色体という組み合わせですが、この染色体の組み合わせの違いに女性の方が
長寿である理由が関係していると考えられています。X染色体は、免疫機能に
関係するDNAが備わっていて、女性はこのX染色体を2つ持ち合わせている
ことや、女性は片方のX染色体に異常が起こっても、片方のX染色体でカバー
しやすいことなどが理由として考えられています。



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