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個性豊かな細胞たち 大きさ・形、最も多い細胞は?寿命は!?  [健康]

個性豊かな細胞たち


 成人の体では、200種類以上の細胞があるといわれていますが、その大きさや
形、数、さらには寿命にも驚くほどの違いがあります。







細胞は変幻自在!?細胞分裂




<細胞にはどんな大きさ・形があるの?>
 細胞の大きさは、平均で0.01~0.02mm程度であるといわれていて、私たち
は自分の体の中にある細胞を肉眼で見ることができません。例えば、赤血球は
約0.007mm、白血球はもう少し大きくて約0.01mm、最も大きな細胞は卵子
約0.2mといわれています。
 また、細胞の形は、円形のものから長細いもの、星形のものまで多岐にわた
っています。




<最も多い細胞は?>
 最も多い細胞は赤血球で、全細胞の約3分の1を占めているといわれていま
す。赤血球は血液中に存在し、全身に酸素を運ぶ役割があります。人間は酸素
がないと生きていけませんので、赤血球は、残りの約3分の2の細胞に酸素を
運ぶため、体内における最大の細胞数で体中を駆け回っているのです。




<細胞の寿命にも違いがある!?>
 細胞には、大きさや形、数に違いがあるように、寿命にも違いがあります。
最も長生きの細胞は、脳の神経細胞で、ほぼ動物個体の寿命と同じだけで生きる
といわれています。一方、最も短命の細胞は、小腸にある小腸上皮細胞で、ほ
ぼ2~3日で死んでしまいます。私たちの便の固形成分のうちの約3分の1は、
主にこの死んでしまった小腸上皮細胞であるといわれています。



 このように、細胞は細胞分裂を繰り返しながら、機能や大きさ、形、寿命な
どに違いが生まれ、それぞれが個性を身に付けていくのです。




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